こいつの個性だ

怒るのは時間の無駄である。
相手に怒りをぶつけて事態が好転することはほぼない。
と思っている。

今は自分のバンドのリリース前ということもあり、
レーベル業を担っている身としては、
いつもよりいろんな案件を抱えていて、
いつもよりたくさんの人とやりとりをしている。
いろんなやりとりをしていると、
自分の余裕のなさも手伝って、
普段ならスルーできる相手の言葉づかいに
イラっとすることが多くなる。

イライラや怒りの逃し方を、僕はいくつか準備している。
最近は、相手から投げられた言葉にイラッとしたら
これはこいつの個性だ、
と思い込むようにしている。
そしたらなんとなく許せる。
方法が全くもってしょうもない。
しょうもないし馬鹿馬鹿しい。
あとは「それ、神様にお願いしてみます」
でもいいかもしれない。
なにせ、馬鹿馬鹿しい方が怒りが早く鎮まる。気がする。

もしくは自分が誰からも一目を置かれるような
超一流のミュージシャンになれていないから、
この仕打ちは仕方ないと、舌打ちしながら甘んじて受け入れる。
甘んじてると言いながら舌打ちはするんだけど。

とりあえず怒りをおさめて
うまく事を運ぶために配慮してやりとりしていく。
しかし今度はこの配慮ってやつが厄介で、
配慮しすぎると、相手は配慮されてると知らぬまま話が進んでいく。
それはそれでモヤモヤが残るので、
目下のところのテーマはいかに雑に配慮するか、というところである。

なんだこの話。
でも最近はそんな日々。
これは一昨日焼いた餃子。

よしざわ

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