大阪にて

セカイイチのリリースツアーは名古屋、大阪を終え、
残すは今週末の新代田FEVER2daysを残すのみである。
あっという間だな。

名古屋に向かうときは
ゴールデンウィークの渋滞にしっかり巻き込まれた。
通常4時間あれば余裕で着くのだが、8時間かかった。
名古屋が遠かった。
大阪からの帰りはゴールデンウィーク最後の土曜日だったけど、
びっくりするくらい順調に東京に戻れた。
渋滞とかほぼなかった。
とはいえ、久々にすべての行程を車で移動したので、
体がなかなかバキバキである。

僕の中で大阪グルメといえば揚子江ラーメンで、
名古屋から大阪に着いたその日に、
ハルとローディーのやまさんと3人で食べに行った。
久々に食べた揚子江ラーメンはやっぱりおいしかった。
会計してくれたのは80歳は越えているのでは?という風貌の、
でも、めちゃくちゃ元気のいいばあちゃんだった。
ハルはチャーシューメンの大盛りを
やまさんはラーメンを
僕はパーコー麺とライスを頼んで、
みんなが食べ終わった後、
会計を別々で、とそのばあちゃんに伝えた。
僕の会計は1,150円で、
「1,200円出すから50円お釣りちょうだい」
とまあまあデカい声で口に出しながら、
カウンターにお金を置いた。
「はいはいー」とご機嫌に答えるばあちゃん。
でもみんなお釣りが必要で、
それにも関わらず、
ばあちゃんは誰がいくらお金を支払ったかを確認せぬまま、
両手で掬うようにお金を回収していった。
案の定、誰がいくら払ったか分からなくなったらしく、
ばあちゃんは僕に向かって、
「お兄ちゃん、1,100円しかもらってへんから、
あと50円ちょうだい」
と言う。
いやいやいや、1,200円置いたし。
お釣りちょうだいとまあまあデカい声で口に出しながらお金を置いたから、
ちょっと離れてカウンター席に座ってるカップルは
その様子を見てゲラゲラ笑っている。
「いや、ばあちゃん、僕1,200円置いて、
50円お釣りちょうだいって言ったやん」
一旦ばあちゃんに言ってみた。
が、無駄だった。
「いやいや、1,100円しかもらってへんよ」
とばあちゃん。
こうなったらもう証明のしようがない。
「そっか、ごめんよ、あと100円払うから50円お釣りちょうだい」
と僕はゲラゲラ笑いながら100円をカウンターに置く。
「え? 漫才?」と言いながらゲラゲラ笑うカップル
「きょんちゃんは大人だな」と謎に感心したように呟くハル
無言で微笑んでいるやまさん
50円玉を僕に満足げに手渡しするばあちゃん
お釣りをもらったときに思わず首をかしげた僕にばあちゃんが一言。
「首かしげながら帰ったらええわ笑」
「せやな、ちょっとよく考えるわ」と答えて店を出る僕。

いつもより100円高かったラーメンがこちらです。

大阪っておもろい街やなと改めて。

よしざわ

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