今を残す

3/28に堺FANDANGOでのライブが終わり、
いよいよセカイイチは活動休止まで、
5月にある4本のライブを残すのみである。

一旦の終わりに向かう中で、
僕は昔から今をより良く残したかったんだな
ということに はたと気がついた。
音源に、映像に、写真に、誰かの記憶に。
それは、残りが限られているからではなく
ずっとそうだった。無意識に。
それが今このタイミングで顕在化されただけである。

より良い今を積み重ねて今がある。
そのときそのときで何かを選んで、
何かを捨てて、最善を尽くしてきた。
成功も失敗もあったけれど、
失敗は成功するまでの途中だと思えば、
成功も失敗もないのだとも思う。
そしてそれは活動を止めようが、
また始めようが、なにも変わらない。
より良い今を残すだけ。
もちろんセカイイチに限ったことではない。

活動休止するバンドの新譜を、
我々のことを知らない人は新たに聴こうとするのだろうか
と、僕はずっと悩んできたけれど、
でもそれは結果論でしかなかった。
より良いものが残せたかどうかが重要で、
思い悩んでも仕方ないことなのだとようやく思い至れた。

たくさんの人に届いてほしいなと改めて。
新譜、ぜひ聴いてください!

FANDANGOの写真。ハヤシマコさんに撮ってもらいました。

よしざわ

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